ハイドン/交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
(Haydn : Symphony No.92 in G major, "Oxford")

1788年から1789年にかけて書かれた3曲の「ドーニ交響曲」の最後の作品がこの曲でございます。
依頼者のドーニ伯爵はフランス人ですが、この曲に「オックスフォード」というフランスとは無関係のニックネームが付けられておりますのは、1791年にオックスフォード大学から名誉博士号を受けたハイドンが、博士号授与式でこの曲を指揮したからでございます。
この年から1795年にかけて、ハイドンは生涯最後の交響曲群、「ザロモン・セット」を書きます。これら12曲はハイドン交響曲の頂点と申してもよいかと存じますが、「オックスフォード」は「ザロモン・セット」の2年前の作ながら、質的には「ザロモン・セット」と並べても遜色ない作品でございます。
豊かな楽想と確かな構成力に加えて、対位法的な工夫や奔放な転調など、実に魅力的な交響曲でございます。

編曲はウルリヒ(Hugo Ulrich;1822〜1872)という人の手になるもので、四手のピアノ連弾のためにアレンジされております。
ピアノで演奏された交響曲第92番「オックスフォード」、お楽しみいただければ幸甚でございます。


交響曲第92番ト長調「オックスフォード」・全曲連続再生 

第1楽章/アダージョ ― アレグロ・スピリトーソ(I. Adagio - Allegro spiritoso) 
第2楽章/アダージョ・カンタービレ(II. Adagio cantabile) 
第3楽章/メヌエット(III. Menuetto) 
第4楽章/フィナーレ:プレスト(IV. Finale : Presto) 
(2026.1.24〜1.29)

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◇背景画像提供:自然いっぱいの素材集
◇編 曲:H. ウルリヒ ◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma