瀧 廉太郎/組歌「四季」 (Rentaro Taki : Vocal Suite "Four Seasons") |
「花」「納涼」「月」「雪」の4曲で構成された、一種の組曲でございます。 1900年、瀧廉太郎21歳のときに出版されました。第1曲の「花」はおそらく日本人で知らない人はいないだろうというくらい有名でございます。 瀧廉太郎はこの組歌にそれまでになく大きな抱負をもって取り組んだようでございます。そのことは、出版された楽譜の作曲者自身による以下の序文を読みますと、はっきりとわかります。
「近来音楽は、著しき進歩、発達をなし、歌曲の作世に顕れたるもの少なしとせず。然れども、是等多くは通常音楽の普及伝播を旨とせる学校唱歌にして、之より程度の高きものは極めて少なし。(中略)
(大意)
各曲はそれぞれ演奏形態が違っておりまして、「花」は二声とピアノ、「納涼」は単声とピアノ、「月」は無伴奏の四声、「雪」は四声とオルガン、ピアノのために書かれております。 |
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◇背景画像提供:フリー写真素材Canary様 | |
◇編 曲・MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma |