◇「ボリス・ゴドゥノフ」第2幕のあらすじ◇ |
文中、この色で表示されておりますのは、オペラの中の主要人物でございます。 |
クレムリン宮殿内のボリスの居間でございます。
ボリスの娘クセーニアが、死んでしまった婚約者を偲ぶ歌を歌っております。
そこへ、緊急報告を携えたシュイスキー公が登場いたします。
さて、シュイスキー公の報告と申しますのは、死んだはずの皇太子ディミトリーがポーランド軍を後ろ盾としてリトアニア国境に迫っている、というものでございました。
ここは「時計の場」ともいわれる場面でして、大時計の時を告げる音とボリスの心象風景とが交錯し、たいへんにスリリングな心理描写となっております。 ディミトリーの亡霊に怯え、神に赦しを乞うボリス。ここで幕となるのでございます。 |
(2009.1.10/Jun-T)
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