サティ/梨の形をした3つの小品 (Erik Satie : Trois Morceaux en forme de Poire) |
サティは1880年代の後半から1890年代にかけて、「ジムノペディ」や「グノシェンヌ」など、ピアノ曲を中心にユニークな作品を発表しました。これらは一般の注目を惹くことはありませんでしたが、ドビュッシーやラヴェルなど、一部の作曲家はその独特の世界に魅力を感じ、ドビュッシーなどは「ジムノペディ」から2曲をオーケストレーションし、世間に広めようとさえいたしました。
サティとドビュッシーは後年仲違いしてしまうのですが、まだ仲のよかった1903年のこと、ドビュッシーはサティに「もっと形式にこだわった作品を書いてみてはどうか」と忠告します。
これに応えてサティが書いたのが、この「梨の形をした3つの小品」でございます。
全曲は、中核となる「3つの小品」を中央に配し、前後に2曲ずつの小曲を置くという構成になっております。曲名と関連付けるならば、「3つの小品」が果実で、前後の4曲はそれを包む梨の皮といったところでしょうか。 |
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◇「あそびのピアノ連弾」に戻ります◇ | |
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◇MIDIデータ作成:Jun-T ◇録 音:jimma |